初期研修って、なかなか決まらないですよね。
全部の病院を見学するわけにもいかないので、ある程度は自分の中でスクリーニングをかけるしかありません。
何を重視するか?
で優先順位をつけることで、ある程度絞りやすくはなると思います。
とは言ってもどこも一緒では…?
なんて、そんなことはない、です。たぶん。
今回は主な要素を紹介します。参考になれば幸いです。
忙しさ
忙しい(ハイパー)or忙しくない(ハイポ)で絞りをかけていきましょう。
大事なのは、自分に合った忙しさで研修をすることです。
忙しくてやりがいを求める人、忙しくなくて自分の時間を大切にしたい人、
あるいは日中だけはどんなに忙しくてもいいけどオフははっきりしたい人、
…などなど、求めるペースは人それぞれです。
合わない忙しさのところに行くと本当につらいので、慎重に決めましょう。
立地
田舎か、都会か、です。
マッチング攻略記事でも話しましたが、地域を選ぶことは大事です。対策の仕方とかが変わるので。
初期研修は好きな場所を選ぶといいとおもいます。
今後も働きたい地域で初期研修をしておくと、移動が少ないので概ね楽ですが。
初期研修では総合的に学んで、専門研修は専門的な勉強がしたい!という人は、田舎(初期研修)→都会(後期研修)のパターンもありますね。
ざっくりと、ライフスタイルや将来の進路を考えて逆算すると良いです。
必ずしも将来を決めるわけじゃないけど、「こんなはずじゃなかった!」っていうリスク回避ですね
大学か市中か
大学病院か市中病院か、ですね。
一般的に大学病院より市中病院のほうが給料が高く、手技などもできる傾向にあります。
大学病院のメリットは、専門的な疾患を学べることと、将来の入局がしやすいことだとおもいます。
大学病院のほうがローテーションが自由だったりするので、将来マイナー科を考えてる人はいいかもしれません。
あとは大学病院のほうが雑務(誰でもできる仕事)が多かったりもするので、それが嫌な人には向きません。
たすきがけ
たすきがけとは、1年市中+1年大学のプログラムです。
大学病院と市中病院のいいとこ取りな感じですね。
1年目で市中、2年目で大学のプログラムが人気です。1年目で総合的なことを身につけて、2年目で専門科の研修をしたいひとがおおいからです。
たすきがけのデメリットは1年間で移動になることと、行きたい市中病院に行けるとは限らないことですね。
市中病院の決め方はマッチングの成績順だったり、希望制だったり、プログラム次第です。
給料
たくさんほしい人もいるだろうし、必要最低限で十分な人もいます。
立地によって必要な生活費も変わりますね。
一般に、給料は大学病院より市中病院のほうが高くて、都会より田舎の方が高いです。例外はあります。
ブランド力
いわゆるブランド病院というやつですね。○の門、聖○加、沖○県立○部とか。
他にも初期研修で有名と言われてる病院は多々あります。
ブランド病院で研修するとなにがいいの?て感じですが、経歴の上で今後の就活に有利だったり、同門の先輩に可愛がってもらえたりする(人脈が増える)って感じですかね。
もちろん初期研修プログラムが充実しているのもメリットかなとおもいます。
ローテーション(プログラム)
厚労省は初期研修の最低限のローテーションは決めています。残りは、病院ごとでことなります。
自由選択がおおかったり、外科の期間が長かったり、小児科・産婦人科が必修になっていたり。
病院ごとにそろってない診療科があったりもするので(特に血液内科、膠原病内科)、プログラムも要チェックです。
ぶっちゃけ、全部満たす病院ってほとんどないです。たぶん。
あったらダントツの人気病院になってると思います。
譲らないポイントをきめて、あとは妥協できるかなーって感じで決めるといいかなと思います正直。
わたしの場合
わたしは2点だけ譲らないことを決めてました!
1)QOL
楽かどうかは求めないけど、寝ないと死ぬ。日中業務は忙しくても良い。当直は4回〜8回だといいな。
2)プログラム
将来マイナー科を考えているので、外科より内科を重視したい。選択科目で皮膚科、放射線科がとれそうだと、良い。
当時はマイナー志望だったのです
結果、全部の内科が揃っててQOLもある程度保たれるいまの病院にマッチングしました。
ある程度の妥協は大事かな、ともおもいますが、
ここに行きたい!と思える病院を選ぶことはもっと大事!です。
あくまで個人の感想なので、ほかのひとにも沢山聞いてみてください!