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初期研修で必要な参考書を3つだけえらんでみた+おまけ

こんばんは。てんしちゃんです。

わたしが初期研修2年終わるということで、いままでで買ってよかった研修医向けの本を紹介します。

3つだけ。

研修医向けの本の紹介なんてもうn番煎じなんだけど、他の記事とか先輩のおすすめとか見てみてください。たぶんもっと詳しいです。いろんな本が載ってると思います。

じゃあなんでこの記事書いたかっていうと、「…で、結局全部いるの!?必要最低限でいいんだけど…」っていう人向けです。

個人的に1番参照したやつ、後輩に勧めるならこれかなっていうやつを載せてます。

「研修医4月5月でまず読むなら…」ってやつです。

わたしは2年間のローテ中に結構研修医向けの本を買ってみたんですけど、今回はその中でおすすめを絞ってみました。これ買ってみて、ほか足りないとおもった分を買い足す形でいいとおもってます。

ちなみにわたしの病院は、二次救急指定市中病院、内科ローテ多め、研修医は上級医のもとで担当医制、でした。参考までに。

内科レジデントの鉄則

これは役に立つ。

というか初期研修の担当医レベルなら、これに載ってるやつで必要十分かなとも思う。ぶっちゃけ。

ガンマ計算からCCrから発熱の鑑別から幅広く載ってるし。

初期研修医が勉強するトピックがひと通りなってて楽しい。あと病棟コールの対応も(少しだけど)主要なコールはあるのでありがたかった。

症例形式になってて読みやすいのも良いです。

1冊しか買えないのであれば、わたしはこれをおすすめする。

(あとみんな持ってるから買ったっていうのもある)

救急外来ただいま診断中!

坂本壮先生の本。

救急の本ってことで選んでみました。

まず口語調で書かれてるので読みやすいし、主要な疾患ごとに診断〜治療の流れまで書いてあるので良い。

ほかの一般的な救急の本とちがって、読み物にできるのがよいです。通読も可能です

これは完全に余談ですが、うちの病院では血ガスで乳酸値が測れません。なんてこったい。

あなたも名医!もう困らない救急・当直 ver3

あなたも名医!もう困らない救急・当直 ver.3

これも救急の本です。

薄くてフルカラー。本のイメージとしてはちょっと病みえに近い。カラーと丸みのあるフォントなので、見やすい。

主訴がたくさん載ってるので、先に紹介した「救急外来ただいま診断中!」を補う感じ。

「しびれ」とか「下痢」とかある。

あと各症候に対して、「見逃したくない疾患」「よくある疾患」がコンパクトにまとまってていい感じ。何気にマイナー救急までちょこっと載っててありがたい。

おまけ

いままで紹介してきたのは本なのでちょっと嵩張る。救急外来でささっと参照したい人へ

M2plus(電子書籍)がおすすめです。

その中でわたしが使ってるやつを3個紹介します。

ER実践ハンドブック

救急外来でスマホでささっと参照してたのはこれです。

例えば、めまいのところも詳しくのっててEpley法もLempert法も写真付きでやりやすいです。

残り2つは、サンフォードと今日の治療薬をいれてます。が、これらは病棟にもあると思うので必須じゃないかなと思います…。こういう辞書系の本は、検索機能がある電子書籍の方が、使い勝手がいいのは間違い無いです。

まとめ

わたしが読んでた本をのせてみました。

暇な時に、普通の読書記録とべつに医学の本の感想も書きます。

てんしちゃん
てんしちゃん

医学書ってつい買っちゃうの…わたしだけ?