こんにちは!てんしちゃんです。
バチェロレッテ面白い!もうすぐ最終回前ですね。
感想、いろいろな方が書いているのに乗っかって、わたしも書いてみようとおもいます。
というのもバチェロレッテ、テラスハウスやあいのりといった恋愛ファンタジーを想像してみると、イメージが違うのでびっくりしました。
わたしが思ったことを徒然と書いていきますね。
一応核心になるようなネタバレはないようにして、男性のレビューというよりは番組全体の感想です。
初めに一つ言っておくと、「萌子さんがタイプじゃないから観ない」は観ない理由としてはもったいないです。なぜなら恋愛ドラマではないから。
主人公ことバチェロレッテの福田萌子さん。
正直、広告写真の時点では完全に観る気はなかったです。
だって17人が取り合う美女?????って思ってました。
こう言うと誤解されるかもしれませんが…、萌子さんはとてもスタイルが良く美人でかわいいのですが、恋愛的なところでいくと、容姿の面では、人を選ぶというか。「萌子さんみたいな見た目の人がどタイプです!」っていう日本男子、多くないのでは。なんてったって世界基準の美だもの。どこはかとなく日本人離れしている感じ。
どちらかというと、外見は女性が憧れる女性って感じがします。スタイルがよくて笑顔が似合っていて、筋肉質でストイックなイメージ。
そんなわけで「いや17人全員最初からバチェロレッテのこと好きなわけないじゃん。ヤラセ臭しそうだし、観ないでおこう」と思っていたが、
そんなわたしの考えに反して、バチェロレッテの口コミがとても良い。
そ、そんなに面白いなら観てみるか…。
と観てみたら
一気見の挙句、周囲にまで視聴をすすめる事態になってました。
お見事です。
何が面白いって、バチェロレッテと男性陣のやりとりですね。これに尽きます。
番組中の会話で、「萌子さんのことは知らない(バチェロレッテだと知らされてない)が、バチェロレッテに応募した」というひとが結構多いことがわかります。つまり男性陣のなかで、「バチェロレッテに応募」=「萌子さんと付き合いたい!」ではないんですね。前提として。しかももし「恋愛がしたい!」でバチェロレッテの企画に応募すると、バチェロレッテが自分のタイプでなかった場合が辛いことになります。あいのりやテラハとちがってバチェロレッテは1人しかいませんから、その人のことを好きになれなかったら終わります。だから、男性陣の動機は恋愛以外のことが1番にあるのかなと思いました。恋愛はおまけとして。
番組を通し観てて思ったのは、最初は「男性陣がみんな理性的である」こと。
つまり、萌子さんに一目惚れして性的な心で猛アタック!の感じがあまりないです。ガツガツしてない。、そらそうだ。
その「バチェロレッテに出た動機」は男性陣それぞれあるとおもいますから、どちらかというと「萌子さんと付き合う」が目的ではなくて、「番組に長く居続ける」「他の男性陣との優劣を競う」ことが当初本音の部分での目的なのかなと。
(実際1話である方が「いい試合にしよーぜ!」と言ってますしね。試合って。笑)
「愛ってなんだろう?」
「わたしはどんな人が合うのか」
「そういう旅にしたい」
1話冒頭で萌子さんが語る旅のテーマ。愛を探すと同時に、男性と自分との相性をみていきたいといいます。
「男性陣は理性的」といいましたが、萌子さんも、もちろん理性的。というか萌子さんの目的(役割)は「男性との相性をみていく」ことですから、男性との会話やデートで結構ぐいぐい掘り下げていきます。にこにこ笑って相手の話を聞き、質問を返して反応をみる、そんな萌子さんにだんだん惚れていく視聴者多数。一人ひとりにちゃんと向き合っていらっしゃる…、まっすぐに…、素敵…。
時間を経るごとに萌子さんには嘘が通用しないことがわかってきますね。例えば耳障りのいい言葉などを使いテキトーに萌子さんにアタックしたところで、あまり評価されない。それは萌子さんが口説くのに慣れてるからなのか?それとも胡散臭さがでてるのか?わかりませんが、男性の内面をしりたい萌子さんにとって、根拠のない言葉は雑音なのかも。
「どうしてそう思うの?」って萌子さんはズバッときいちゃうので、ただ口から出まかせだと「え?あ、いや…」ってなっちゃいますね。わたしも萌子さんの真っ直ぐな瞳に見つめられたら虚勢張れる自信ない。
男性同士で集まって雑談しているときに、「萌子さんには素直に気持ちを伝えたほうがいいんだと思う」って言ってた男性がいましたが、素直に気持ちを伝える、っていうのが一番難しいんだよね。30代になってくると自分自身の心の声に蓋をすることに慣れて、思ったことをそのまま言葉にするハードルが高い。
萌子さんは「みんなのことをもっと知りたい」といいますが、そもそも「本当の自分」がなんなのか理解できてる人は一般人にもほとんどいないだろうし、そんなの人生の永遠のテーマじゃないか。笑
萌子さんが、ある男性にどんな自分になりたいかを聞く場面があります。
結局、うまく言葉に表現できずに退場になってしまいますが…。
また別の場面の1on1デート(2人きりのデート)で「過去にこういう思いをして、こうなりたいと思った、だからいまこうして生きてる」って言う男性もいました。
ここからはわたし個人の考えなのですが、自分自身のキャラクターって、結構周囲の環境だったり他者に影響をうけると思うんです。外見や出身など生まれつきの要素は変えられないことが多いですが、あとは自分の行動と社会の関わり方で「自分自身の輪郭」がきまってくるとおもいます。
行動は意識で変えられるものなので(堂々とする、おどおどする、おしとやかにする、強い言葉遣いをする、etc…)、「理想の自分像」がはっきりしている人の方が、自分というキャラクターの表現がよくできるのかなあと思いました。
職場だったり学校、普段の生活では日常で関わる他人も多いので、普段の言葉の端々やちょっとした行動で「○○くんはこんな子」って周りに理解してもらえます。でも今回バチェロレッテは普段の環境と違う中、知らない人に囲まれて、その中で自分を知ってもらう、ってなかなかハードモードです。
しかもただの乙女ゲーム的ハーレムなら、男性がヒロインに甘い言葉を囁いてきゅんきゅん♡させれば終わりですが、今回バチェロレッテの萌子さんは「男と女」というよりは「人間と人間」の関わりを求めていますし、その上で相性だとかを重視するっていう。
「結婚相手として、ずっと一緒に生きていけるかどうかをみている」と語る萌子さん。恋人以前に人と人とのお付き合い、という感覚は、もしかしたら男性より女性に強い傾向なのかも??と思ったりしました。
というわけで、
「自分を表現しようと頑張る男性陣」と萌子さんの物語、という目線でわたしはバチェロレッテをみております。
少女漫画みたいな、「○○くんと××くん、、萌子さんはどっちがすきなの〜!?!?!?」という展開を予想していましたが(番組の構成上はそういう展開になりますが)、「○○さんはこういう考えの人なんだ。」「××さんはここでこうするんだ、頭いいなー」という楽しみ方に近い。
また終盤になるにつれて男性同士の絆や、萌子さんとのつながり、心の距離の変化も感じられるのが面白かったです。
あとこれはみんな言ってるけど、いちばん考えがしっかりしてて自分の表現がはっきりして、自信があって素直でかっこいいのは萌子さんですね。笑
最終回まで楽しみに待っています。わくわく。